噴流洗浄方式

噴流洗浄方式

サマリー

・噴流洗浄は、液中でポンプによる液流を発生させることで、洗浄を行う。
・洗浄力(物理力)は劣るが、ワークに対するダメージが少なく、泡立ちにくい利点がある。
・ノズル配置、ポンプ圧、洗浄バスケット、洗浄槽の形状などを考慮し設計する必要がある。

噴流洗浄について

噴流洗浄は、ワーク(被洗浄物)を洗浄液中に浸し、ポンプなどでワーク周辺に液流を発生させて洗浄を行なう方法です。超音波洗浄やスプレー・シャワー洗浄に比べて洗浄力(物理力)は劣りますが、ワークに対するダメージが少ないという利点があります。また、スプレー・シャワー洗浄のように洗浄液やリンス水を噴射する際に空気を巻き込むことがないので、泡立ちが少ないという利点もあります。界面活性剤を含む洗浄液などは、浸透性・リンス性が高い反面、非常に泡立ち易いのですが、噴流洗浄方式であれば使用することが可能です。

液中ジェット洗浄方式

当社で扱う噴流洗浄方式の一種であり、流体解析などのデータに基づき、ノズルの配置、ポンプの送液圧、洗浄バスケットや洗浄槽の形状などを最適化することで、お客様のワークに適した洗浄装置を提案しております。

洗浄ムラと対策

噴流洗浄では、ノズルからワークまでの距離が短ければ短い程、液流が強く(物理力が大きく)、洗浄性が高くなります。逆にノズルから遠い位置にあるワークには液流(物理力)が届き難いため、洗浄ムラが発生し易くなります。従って、整流板を設けるなどして液流の乱れを無くすことで、均一な洗浄性を得ることができます。

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