アルミの変色
アルミの変色
サマリー
・酸性、アルカリ性洗浄剤や、異種金属が存在すると事により、アルミ表面の変色が発生することがある。
・中性の洗浄剤を使用し、リンス水の電気伝導度を低い値に管理することで、変色を抑えられる。
・中性の洗浄剤を使用し、リンス水の電気伝導度を低い値に管理することで、変色を抑えられる。
アルミの変色について
アルミは通常、その表面を薄い酸化膜に覆われており、内部が保護されているため、高い耐食性を持ちます。しかしその酸化膜も酸やアルカリと反応するため (式1、2) 、洗浄冶具など長期間に渡り繰り返し洗浄すると変色することがあります。
2Al2O3+6H+→2Al3++3H2O (1)
2Al2O3+2OH–+3H2O→[Al(OH)4]– (2)
使用する洗浄剤によっては、アルミ表面をアルマイト処理していても変色が起こります。
またアルミはイオン化傾向が高いため、異種金属が存在すると、局部電池反応により溶解することがあります。

解決策
・酸性、アルカリ性の洗浄剤から中性のパインアルファに変更する
・洗浄、リンス時の液温を下げ、時間を短くする
・電気伝導度の低い洗浄剤を使用する
・リンス水のpHを中性に保ち、電気伝導度を低い値で管理する
・洗浄、リンス時の液温を下げ、時間を短くする
・電気伝導度の低い洗浄剤を使用する
・リンス水のpHを中性に保ち、電気伝導度を低い値で管理する