スプレー・シャワー洗浄方式

スプレー・シャワー洗浄方式

サマリー

・スプレー・シャワー洗浄は、ポンプで加圧された洗浄液を気中でノズルから噴射することで、洗浄を行う。
・洗浄性、洗浄ムラ、泡立ちなど考慮し、適した洗浄液、噴射圧力、ノズル種、配置を選定する。
・ダイレクトフォールズ洗浄方式では、低圧力、インライン搬送で狭隙間(20μm)の洗浄が可能である。

スプレー・シャワー洗浄について

スプレー・シャワー洗浄は、気中においてポンプにより加圧された洗浄液をノズルから噴射して行なうもので、噴射する圧力により名称が異なります。精密機器の洗浄を数多く手掛ける当社では、主にシャワー方式により洗浄を行なっています。この洗浄方式では、噴射圧力が高くノズルの数が多いほど大きなポンプが必要となり、それに伴って洗浄装置のサイズも大きくなります。

 

 

ダイレクトフォールズ洗浄方式

当社で開発したシャワー洗浄方式の一種であり、ノズル形状や噴射圧力を最適化し、ワーク(被洗浄物)に対し洗浄液を垂直に噴射させることにより側流を発生させ、洗浄を行なう方式です。低圧力で洗浄するため、ワークに対してダメージを与えることなく、チップ裏などの狭隙間(最小20μm)の汚れまで除去することができます。また、ベルトコンベアの様な搬送機構と組み合わせたインライン式のシャワー洗浄装置も取り扱っております。

洗浄ムラと対策

スプレー・シャワー洗浄では、ノズルの配置を最適化することが非常に重要となります。同じタイプのノズルを使用していても、噴射圧力が異なれば噴射範囲も変わってきます。それによって洗浄液が当たらない箇所があると、洗浄ムラに繋がります。その対策の一つとして、ヘッダーごとにノズルを互い違いに配置する方法があり、ワーク全面に均一に洗浄液が噴射されるので、洗浄ムラを無くすことができます。

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