既存洗浄システムのコスト削減

既存洗浄システムのコスト削減

まずは既存システムのコスト要因を知る

既存の洗浄システムのランニングコスト削減を検討する場合、まずはシステム内のどの工程に最も負荷がかかり、コスト増加の要因となっているのかを知ることが重要です。コスト増加要因がわかれば、その工程を集中的に改善することにより、高い費用対効果が見込めるからです。

 

例えば、準水系洗浄システムの場合、洗浄工程での洗浄剤交換費用、リンス工程での廃水処理費用など、様々なコスト要因が考えられますが、どの工程を見直すかにより対策は異なります。ここでは、その具体例として、当社製品を活用したコスト削減方法を紹介します。

洗浄工程の見直し(洗浄剤のコスト削減)

洗浄剤に関するコストが嵩む場合、液寿命が長い(より多くの汚れを溶かし込める)洗浄剤に変えることで、洗浄剤の交換頻度を減らすことができます。特に、鉛フリーはんだのフラックス洗浄を行なっている場合は、鉛フリーに特化した洗浄剤を選ぶことで、洗浄剤の使用量が少なくてすみ、コストを削減することができます。

 

→ 鉛フリー対応型洗浄剤 パインアルファST-180、180K

水リンス工程の見直し(廃水のコスト削減)

廃水処理やイオン交換樹脂の再生にかかる費用が気になる場合は、アルコールリンスを導入し、それを蒸留再生して使用する方法が一般的です。しかし、アルコールには引火性があるため、既存の設備が防爆構造でなければならず、設備投資が伴います。その点、当社の非危険物タイプのリンス剤であれば、既存設備に蒸留機を設置するだけで導入することができます。

 

→ 非危険物型リンス剤 パインアルファST-560EVA

 

また、当社では、一種類の液で洗浄からリンスまで行なえる一液型洗浄剤も販売しています。本製品の運用には、蒸留機とオーバーフロー(溢れた液を前槽に流す)機構が必要となりますが、汚れた洗浄剤を蒸留再生して最終槽に戻し、それを前槽にオーバーフローさせて循環することで、廃水ゼロの洗浄システムを構築することができます。

 

→ 一液型洗浄剤 パインアルファST-252EVA、580EVA

その他の工程の見直し(工程そのものの簡略化)

洗浄の後工程にパーティクル除去などの別工程がある場合、工程そのものを簡略化することも効果的です。当社のコソルベントシステムでは、薬液を使った洗浄の後、フッ素系溶剤で濯ぎ、更にフッ素系溶剤の蒸気でリンスを行なうことで、洗浄工程とパーティクル除去工程の2 in 1化が可能です。

 

→ コソルベント洗浄システム

 

当社では、上記以外にも様々な洗浄剤を取り揃えており、お使いの設備・状況に応じた最適な製品を提案することができます。

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