IPA(イソプロピルアルコール)の代替洗浄剤について
IPA(イソプロピルアルコール)(CAS番号67-63-0)は低級アルコールの一種であり、水に溶けやすく安価のため工業用洗浄で幅広く使用されています。
その一方で労働安全衛生法、引火点が11.7℃と低いため消防法の対象物質であり安全性を確保するための管理、作業員の健康管理など様々な管理を要求されます。また揮発性が高いため、非危険物洗浄剤と比較し使用量も多くなります。
<IPAに係る代表的な法令>
〇労働安全衛生法:有機溶剤中毒予防規則 第2種有機溶剤該当
・対象条件:含有濃度5wt%、管理濃度200ppm
・必要管理:作業主任者の選任
貯蔵管理
発散源対策(局所排気、プッシュプル型換気装置の設置、発散源の密閉)
有機溶剤等健康診断(6か月以内ごとに1回)
作業環境測定(6か月以内ごと)
労働衛生教育の実施
掲示及び保管管理
労働者の把握
対象物質へのばく露を低減させるための措置
〇消防法 :危険物第4類引火性液体アルコール類水溶性液体
・対象条件:指定数量(400L)を超える場合
・必要管理:消防法に基づく許可
危険物貯蔵所の設置
危険物取扱者免状を有している者、もしくはその者の立ち会いの下で取り扱うこと
80L以上の場合、少量危険貯蔵所として消防署への届け出が必要
弊社では、地球・人体に優しい洗浄剤『パインアルファ』を取り揃えております。毒劇物などの有害成分を含んでおりませんので安心してご使用頂けます。
【洗浄対象】 フローパレット、ステンシルマスク、スクリーンマスク、金属部品、プリント基板、電子デバイス、半導体(Si、SiC)、半導体パッケージ、モジュール、電子部品、etc
【洗浄用途】 フラックス洗浄(ロジン系、水溶性)、金属脱脂洗浄、樹脂除去、etc
IPA代替のための各種洗浄剤をお探しであれば、こちらよりお気軽にお問合せください。
※厚生労働省リーフレットより引用
以上